関数・クラス解説

PDO::query

version:PHP 5 >= 5.1.0, PHP 7, PECL pdo (公式)

SQL ステートメントを実行し、結果セットを PDOStatement オブジェクトとして返す

公式リファレンス

書式

public PDO::query ( string $statement ) : PDOStatement

public PDO::query ( string $statement , int $fetch_style = PDO::FETCH_COLUMN , int $colno ) : PDOStatement

public PDO::query ( string $statement , int $fetch_style = PDO::FETCH_CLASS , string $classname , array $ctorargs ) : PDOStatement

public PDO::query ( string $statement , int $fetch_style = PDO::FETCH_INTO , object $object ) : PDOStatement

説明

PDO::query() は、一回の関数コールの中で SQL ステートメントを実行し、このステートメントにより返された 結果セット (ある場合) を PDOStatement オブジェクトとして返します。

複数回発行する必要があるステートメントの場合、 PDO::prepare() で PDOStatement ステートメントを準備し、 PDOStatement::execute() でそのステートメントを 複数回発行する方がより良いパフォーマンスを得られると実感するでしょう。

PDO::query() を次にコールする前に 結果セット内の全てのデータを取得しない場合、そのコールは失敗します。 PDOStatement::closeCursor() をコールし、 次に PDO::query() をコールする前に PDOStatement オブジェクトに関連付けられたリソースを解放してください。

注意:

ひとつ以上の引数をこの関数に渡すと、 ふたつめ以降の引数は、 返されるステートメントオブジェクトに対して PDOStatement::setFetchMode() をコールするのと同じような扱いになります。

パラメータ

statement
準備、発行する SQL ステートメント。 クエリ内のデータは 適切にエスケープ する必要があります。

返値

PDO::query() は、PDOStatement オブジェクトを返します。 失敗した場合は FALSE を返します。

サンプル

例1 PDO::query の例

PDO::query() の優れた機能は、 実行に成功したSELECTステートメントにより返されたレコードセットで 反復処理が可能であることです。

$sql = 'SELECT name, color, calories FROM fruit ORDER BY name'; foreach ($conn->query($sql) as $row) {     print $row['name'] . "\t";     print $row['color'] . "\t";     print $row['calories'] . "\n"; }

上の例の出力は以下となります。

apple red 150 banana yellow 250 kiwi brown 75 lemon yellow 25 orange orange 300 pear green 150 watermelon pink 90

参考

  • PDO::exec() - SQL ステートメントを実行し、作用した行数を返す
  • PDO::prepare() - 文を実行する準備を行い、文オブジェクトを返す
  • PDOStatement::execute() - プリペアドステートメントを実行する
  • ワード検索


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    strcmp
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