関数・クラス解説
stripslashes
version:PHP 4, PHP 5, PHP 7 (公式)バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
フォーマット
string : stripslashes ( string $str )
パラメータ
string $str
処理したい文字列
返値 string
バックスラッシュが取り除かれた文字列が返ります。ただし、2 つ並んだバックスラッシュ (\\) は 1 つのバックスラッシュ (\) として残ります。
解説
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除き元の文字列に戻したものを返却します。例えば、HTML フォームからのデータを直接出力するような場合に利用されます。
注意:
stripslashes() は再帰的な処理を行いません。 この関数を多次元配列に適用する場合は、 再帰的な関数を使用する必要があります。
記述サンプル
//PHP 7.4.6で実行
//文字列を指定
$str = "I\'m a pen";
// 実行
$res = stripslashes($str);
//結果表示
echo $res;
I'm a pen
//マルチバイト文字列を指定
$str = "私は\'宇宙人\'だ";
// 実行
$res = stripslashes($str);
//結果表示
echo $res;
私は'宇宙人'だ
/* ----------------------------- */
//配列の再帰的処理の例(公式より)
function stripslashes_deep($value)
{
$value = is_array($value) ?
array_map('stripslashes_deep', $value) :
stripslashes($value);
return $value;
}
// 例
$array = array("f\\'oo", "b\\'ar", array("fo\\'o", "b\\'ar"));
$array = stripslashes_deep($array);
// 出力
print_r($array);
<p>上の例の出力は以下となります。</p>
Array
(
[0] => f'oo
[1] => b'ar
[2] => Array
(
[0] => fo'o
[1] => b'ar
)
)
参考リンク
・get_magic_quotes_gpc magic_quotes_gpc の現在の設定を得る・addslashes 特定の文字の前にバックスラッシュを付けてエスケープされた文字列を返す
タグ
バッククォート エスケープ String 文字列
公式リファレンス
書式
stripslashes ( string $str ) : string
説明
クォートされた文字列を元に戻します。
stripslashes() の使用例は、PHP ディレクティブ magic_quotes_gpc が on (PHP 5.4 より前のバージョンでのデフォルト値) かつ、 データをエスケープして (データベースのような) ある場所に挿入していない場合です。 例えば、単純に HTML フォームからのデータを直接出力するような場合です。
パラメータ
- str
- 入力文字列。
返値
バックスラッシュが取り除かれた文字列を返します(\' が ' になるなど)。 2 つ並んだバックスラッシュ (\\) は 1 つのバックスラッシュ (\) になります。
サンプル
例1 stripslashes() の例
$str = "Is your name O\'reilly?";
// 出力: Is your name O'reilly?
echo stripslashes($str);
注意:
stripslashes() は再帰的な処理を行いません。 この関数を多次元配列に適用する場合は、 再帰的な関数を使用する必要があります。
例2 配列に対する stripslashes() の使用
function stripslashes_deep($value)
{
$value = is_array($value) ?
array_map('stripslashes_deep', $value) :
stripslashes($value);
return $value;
}
// 例
$array = array("f\\'oo", "b\\'ar", array("fo\\'o", "b\\'ar"));
$array = stripslashes_deep($array);
// 出力
print_r($array);
上の例の出力は以下となります。
Array
(
[0] => f'oo
[1] => b'ar
[2] => Array
(
[0] => fo'o
[1] => b'ar
)
)
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
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