関数・クラス解説
db2_fetch_object
version:PECL ibm_db2 >= 1.0.0 (公式)結果セット内の行を表す、カラムをプロパティとするオブジェクトを返す
公式リファレンス
書式
db2_fetch_object ( resource $stmt [, int $row_number = -1 ] ) : object
説明
結果セット内の行を表す、カラムをプロパティとするオブジェクトを返します。
パラメータ
- stmt
- 結果セットを含む有効な stmt リソース。
- row_number
- 結果セット内の 1 から始まる行番号を指定します。 結果セットで前進のみのカーソルを使用している場合にこのパラメータを渡すと、 PHP の警告が発生します。
返値
結果セット内の行を表すオブジェクトを返します。 オブジェクトのプロパティが、結果セット内のカラム名に対応します。 IBM DB2、Cloudscape および Apache Derby データベースサーバーは、 通常はカラム名を大文字として扱います。そのため、 オブジェクトのプロパティも同じようになります。 SELECT 文の中でスカラ関数をコールすることでカラムの値を変更している場合、 データベースサーバーは、そのカラムの名前としてカラム番号を返します。 もし何らかの意味のある名前をオブジェクトのプロパティとして使用したいのなら、 AS 句を使用して結果セット内のカラムに名前を割り当てる必要があります。 行が取得されなかった場合は FALSE を返します。
サンプル
例1 db2_fetch_object() の例
次の例では、スカラ関数 RTRIM を使用した SELECT 文を発行します。 この関数は、カラムの最後の空白を取り除きます。プロパティ "BREED" および "2" を持つオブジェクトを作成するのではなく、 SELECT 文で AS 句を使用し、変更したカラムに "name" という名前をつけます。 データベースサーバーはカラム名を大文字に変換するので、 返されるオブジェクトのプロパティは "BREED" および "NAME" となります。
$conn = db2_connect($database, $user, $password);
$sql = "SELECT breed, RTRIM(name) AS name
FROM animals
WHERE id = ?";
if ($conn) {
$stmt = db2_prepare($conn, $sql);
db2_execute($stmt, array(0));
while ($pet = db2_fetch_object($stmt)) {
echo "Come here, {$pet->NAME}, my little {$pet->BREED}!";
}
db2_close($conn);
}
上の例の出力は以下となります。
Come here, Pook, my little cat!
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
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