関数・クラス解説

ini_get_all

version:PHP 4 >= 4.2.0, PHP 5, PHP 7 (公式)

すべての設定オプションを得る

公式リファレンス

書式

ini_get_all ([ string $extension [, bool $details = TRUE ]] ) : array

説明

すべての登録済み設定オプションを返します。

パラメータ

extension
オプションで指定する拡張モジュール名。指定した場合は、 その拡張モジュールに関するオプションのみを返します。
details
詳細な設定を取得するか、あるいは各設定の現在の値のみを取得するか。 デフォルトは TRUE (詳細情報を取得する) です。

返値

ディレクティブ名をキーとする連想配列を返します。 extension が存在しない場合は、 FALSE を返し、E_WARNING レベルの警告を発生させます。 details が TRUE (デフォルト) の場合、 配列の値は、 global_value (php.iniで設定されている)、 local_value (おそらくini_set()または .htaccessでセットされている)、access (アクセスレベル) を含む配列となります。 details が FALSE の場合、 配列の値はそのオプションの現在の値となります。 アクセスレベルの意味についてはマニュアルを参照ください。

注意: ひとつのディレクティブに複数のアクセスレベルを設定することができます。 access がビットマスク値となっているのはそのためです。

注意

注意: ini_get_all() は、"配列" 形式の ini オプション (pdo.dsn.* など) を無視します。

サンプル

例1 ini_get_all() の例

print_r(ini_get_all("pcre")); print_r(ini_get_all());

上の例の出力は、たとえば以下のようになります。

Array ( [pcre.backtrack_limit] => Array ( [global_value] => 100000 [local_value] => 100000 [access] => 7 ) [pcre.recursion_limit] => Array ( [global_value] => 100000 [local_value] => 100000 [access] => 7 ) ) Array ( [allow_call_time_pass_reference] => Array ( [global_value] => 0 [local_value] => 0 [access] => 6 ) [allow_url_fopen] => Array ( [global_value] => 1 [local_value] => 1 [access] => 4 ) ... )

例2 details を無効にする例

print_r(ini_get_all("pcre", false)); // PHP 5.3.0 で追加されました print_r(ini_get_all(null, false)); // PHP 5.3.0 で追加されました

上の例の出力は、たとえば以下のようになります。

Array ( [pcre.backtrack_limit] => 100000 [pcre.recursion_limit] => 100000 ) Array ( [allow_call_time_pass_reference] => 0 [allow_url_fopen] => 1 ... )

参考

  • 設定を変更するには
  • ini_get() - 設定オプションの値を得る
  • ini_restore() - 設定オプションの値を元に戻す
  • ini_set() - 設定オプションの値を設定する
  • get_loaded_extensions() - コンパイル/ロードされている全てのモジュールの名前を配列として返す
  • phpinfo() - PHP の設定情報を出力する
  • ReflectionExtension::getINIEntries() - 拡張モジュールの ini エントリを取得する
  • ワード検索


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