関数・クラス解説

ingres_fetch_array

version:PHP 5 < 5.1.0, PECL ingres >= 1. (公式)

1 行分の結果を配列に取得する

公式リファレンス

書式

ingres_fetch_array ( resource $result [, int $result_type ] ) : array

説明

この関数は、ingres_fetch_row() の拡張版です。 結果として返される配列の数値添字にデータを保存するだけでなく、 フィールド名をキーとして連想配列にもデータが保存されます。

結果において複数のカラムが同じフィールド名を有している場合、後の カラムが優先されます。同名の他のカラムにアクセスするには、カラムの 添字番号を使用するか、カラムのエイリアスを作成する必要があります。

$result = ingres_query($link, "select ap_place as city, ap_ccode as country from airport where ap_iatacode = 'VLL'");  $result = ingres_fetch_array($result); $foo = $result["city"]; $bar = $result["country"];

速度面では、この関数は ingres_fetch_object() と同じで、ingres_fetch_row() とほぼ同等です (差は僅かです)。

デフォルトでは、ingres_fetch_array() が作成する配列のインデックスは 1 から始まります。これは、 他の DBMS の拡張モジュールが 0 から始めるのと異なっています。 他と同様に 0 から始めるようにするには、設定パラメータ ingres.array_index_start を使用します。

注意: 関連する設定項目

実行時設定 の ingres.array_index_start, ingres.fetch_buffer_size および ingres.utf8 ディレクティブも参照ください。

パラメータ

result
クエリ結果 ID。
result_type
result_type には、数値添字の場合に INGRES_NUM、連想配列の場合に INGRES_ASSOC、両方の場合に INGRES_BOTH (デフォルト)を指定可能です。

返値

取得したレコード(行)に対応する配列を返します。 レコードがもうない場合は FALSE を返します。

サンプル

例1 配列への結果の行の取得

$link = ingres_connect($database, $user, $password); $result = ingres_query($link,"select * from table"); while ($row = ingres_fetch_array($result)) {     echo $row["user_id"];  // 連想配列を使用する     echo $row["fullname"];     echo $row[1];          // 数値添字配列を使用する     echo $row[2]; }

参考

  • ingres_query() - Ingres に SQL クエリを送信する
  • ingres_num_fields() - 直近のクエリにより返されたフィールドの数を得る
  • ingres_field_name() - クエリ結果においてフィールド名を得る
  • ingres_fetch_assoc() - 1 行分の結果を連想配列に取得する
  • ingres_fetch_object() - 1 行分の結果をオブジェクトとして取得する
  • ingres_fetch_row() - 1 行分の結果を数値添字配列として取得する
  • ワード検索


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    最終更新一覧

    stristr
     大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却

    stripslashes
     バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く

    stripos
     大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する

    stripcslashes
     addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする

    strip_tags
     文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却

    strcspn
     指定した文字が最初に現れる位置を調べる

    strcoll
     ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する

    strcmp
     2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する

    strchr
     strstr() のエイリアス

    strcasecmp
     2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)

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