関数・クラス解説

ingres_unbuffered_query

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未バッファ SQL クエリを Ingres に送信する

公式リファレンス

書式

ingres_unbuffered_query ( resource $link , string $query [, array $params [, string $types ]] ) : mixed

説明

ingres_unbuffered_query() は、指定したクエリを Ingres サーバーに送信します。

クエリは、現在開いているトランザクションの一部となります。 開いているトランザクションがない場合は ingres_unbuffered_query() が新しいトランザクションを開きます。 トランザクションを閉じるには、ingres_commit() をコールして変更をデータベースにコミットするか ingres_rollback() で変更をキャンセルします。 スクリプトが終了すると、開いているトランザクションはすべて (ingres_rollback() をコールして) ロールバックされます。 新しいトランザクションを開く前に ingres_autocommit() をコールすると、 SQL を実行するたびにその場で自動的にコミットするようになります。 Ingres は、未バッファの文を一度にひとつしかアクティブにできません。 この拡張モジュールは、アクティブな未バッファの文をすべて閉じてから SQL を実行します。さらに、フェッチを始める前に ingres_result_seek() で行の位置を移動することはできません。

注意: 関連する設定項目

実行時設定での ingres.describe および ingres.utf8 の説明も参照ください。

パラメータ

link
接続リンク ID。
query
Ingres のドキュメント (Ingres SQL reference guide を参照ください) に書かれた正しい形式の SQL クエリ。 ingres_unbuffered_query() を使って実行できない SQL 文の一覧は、ingres_query() の query パラメータを参照ください。 クエリ内のデータは、適切にエスケープ しておかなければなりません。
params
このクエリで使うパラメータの値の配列。
types
パラメータに渡した値の型を表す文字列。型コードの一覧は ingres_query() の types パラメータを参照ください。

返値

ingres_unbuffered_query() は、行を取得した場合にクエリ結果 ID を返します。行がない場合、たとえば INSERT や UPDATE あるいは DELETE 文を実行した場合は FALSE を返します。 エラーが発生したかどうかを知るには ingres_errno()、 ingres_error() あるいは ingres_errsqlstate() を使用します。

サンプル

例1 シンプルな未バッファ select 文の発行

$link = ingres_connect("demodb"); $result = ingres_unbuffered_query($link, "select * from user_profile"); while ($row = ingres_fetch_row($result)) {     echo $row[1];     echo $row[2]; }

例2 ingres_unbuffered_query() へのクエリパラメータのパース

$link = ingres_connect("demodb"); $params[] = "Emma"; $query = "select * from user_profile where up_first = ?"; $result = ingres_unbuffered_query($link, $query, $params); while ($row = ingres_fetch_row($result)) {     echo $row[1];     echo $row[2]; }

例3 BLOB 型のパラメータの挿入

$link = ingres_connect("demodb"); //Open a photo $fh = fopen("photo.jpg","r"); $blob_data = stream_get_contents($fh); fclose($fh); //Prepare parameters $params[] = $blob_data; $params[] = 1201; //Define parameter types $param_types = "Bi"; $query = "update user_profile set up_image = ? where up_id = ?"; $result = ingres_unbuffered_query($link, $query , $params, $param_types); if (ingres_errno()) {     echo ingres_errno() . "-" . ingres_error() . "\n"; }

参考

  • ingres_query() - Ingres に SQL クエリを送信する
  • ingres_fetch_array() - 1 行分の結果を配列に取得する
  • ingres_fetch_assoc() - 1 行分の結果を連想配列に取得する
  • ingres_fetch_object() - 1 行分の結果をオブジェクトとして取得する
  • ingres_fetch_row() - 1 行分の結果を数値添字配列として取得する
  • ingres_commit() - トランザクションをコミットする
  • ingres_rollback() - トランザクションをロールバックする
  • ingres_autocommit() - autocommit をオンまたはオフに切替える
  • ingres_set_environment() - 環境を設定して出力オプションを制御する
  • ingres_errno() - 直近に発生した ingres エラー番号を取得する
  • ingres_error() - 直近に発生したエラーのエラーメッセージを取得する
  • ワード検索


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    最終更新一覧

    stristr
     大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却

    stripslashes
     バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く

    stripos
     大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する

    stripcslashes
     addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする

    strip_tags
     文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却

    strcspn
     指定した文字が最初に現れる位置を調べる

    strcoll
     ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する

    strcmp
     2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する

    strchr
     strstr() のエイリアス

    strcasecmp
     2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)

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