関数・クラス解説
oci_bind_array_by_name
version:PHP 5 >= 5.1.2, PHP 7, PECL OCI8 (公式)PHP の配列を Oracle PL/SQL の配列に名前でバインドする
公式リファレンス
書式
oci_bind_array_by_name ( resource $statement , string $name , array &$var_array , int $max_table_length [, int $max_item_length = -1 [, int $type = SQLT_AFC ]] ) : bool
説明
oci_bind_array_by_name() は、PHP の配列 var_array を Oracle のプレースホルダ name にバインドします。 このプレースホルダは Oracle PL/SQL の配列を指しています。 入力変数あるいは出力変数のどちらとして使用されるのかは、 実行時に決められます。
パラメータ
- statement
- 有効な OCI ステートメント識別子
- name
- Oracle のプレースホルダ
- var_array
- 配列
- max_table_length
- 入力配列および結果の配列の両方の最大長を設定する
- max_item_length
- 配列要素の最大長を設定する。もし指定されない、もしくは -1 が指定された場合、oci_bind_array_by_name() は入力の配列の中で最も長い要素を探し、その長さを最大長とする。
- type
- PL/SQL 配列の項目の型を指定するために利用される。 指定可能な型については以下を参照のこと。
- SQLT_NUM - NUMBER の配列
- SQLT_INT - INTEGER の配列 (注意: INTEGER は、実際には NUMBER(38) のシノニムだが、 SQLT_NUM ではこの場合うまく動作しない)。
- SQLT_FLT - FLOAT の配列
- SQLT_AFC - CHAR の配列
- SQLT_CHR - VARCHAR2 の配列
- SQLT_VCS - VARCHAR の配列
- SQLT_AVC - CHARZ の配列
- SQLT_STR - STRING の配列
- SQLT_LVC - LONG VARCHAR の配列
- SQLT_ODT - DATE の配列
返値
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。
サンプル
例1 oci_bind_array_by_name() の例
$conn = oci_connect("hr", "hrpwd", "localhost/XE");
if (!$conn) {
$m = oci_error();
trigger_error(htmlentities($m['message']), E_USER_ERROR);
}
$create = "CREATE TABLE bind_example(name VARCHAR(20))";
$stid = oci_parse($conn, $create);
oci_execute($stid);
$create_pkg = "
CREATE OR REPLACE PACKAGE ARRAYBINDPKG1 AS
TYPE ARRTYPE IS TABLE OF VARCHAR(20) INDEX BY BINARY_INTEGER;
PROCEDURE iobind(c1 IN OUT ARRTYPE);
END ARRAYBINDPKG1;";
$stid = oci_parse($conn, $create_pkg);
oci_execute($stid);
$create_pkg_body = "
CREATE OR REPLACE PACKAGE BODY ARRAYBINDPKG1 AS
CURSOR CUR IS SELECT name FROM bind_example;
PROCEDURE iobind(c1 IN OUT ARRTYPE) IS
BEGIN
-- Bulk Insert
FORALL i IN INDICES OF c1
INSERT INTO bind_example VALUES (c1(i));
-- Fetch and reverse
IF NOT CUR%ISOPEN THEN
OPEN CUR;
END IF;
FOR i IN REVERSE 1..5 LOOP
FETCH CUR INTO c1(i);
IF CUR%NOTFOUND THEN
CLOSE CUR;
EXIT;
END IF;
END LOOP;
END iobind;
END ARRAYBINDPKG1;";
$stid = oci_parse($conn, $create_pkg_body);
oci_execute($stid);
$stid = oci_parse($conn, "BEGIN arraybindpkg1.iobind(:c1); END;");
$array = array("one", "two", "three", "four", "five");
oci_bind_array_by_name($stid, ":c1", $array, 5, -1, SQLT_CHR);
oci_execute($stid);
var_dump($array);
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●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
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●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
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