関数・クラス解説
oci_set_client_info
version:PHP 5 >= 5.3.2, PHP 7, PECL OCI8 (公式)クライアント情報を設定する
公式リファレンス
書式
oci_set_client_info ( resource $connection , string $client_info ) : bool
説明
Oracle が追跡するクライアント情報を設定します。
PHP からデータベースへの次の「ラウンドトリップ」が起きると、 クライアント情報がデータベースに登録されます。これは一般的にSQLステートメントが実行されるときに起こります。
V$SESSION のようなデータベース管理ビューから、 クライアント情報を後に問い合わせることができます。
この関数で設定した値は、持続的接続をまたがって保持される可能性があります。
パラメータ
- connection
- oci_connect()、oci_pconnect()あるいは oci_new_connect() が返す Oracle 接続 ID。
- client_info
- ユーザーが選んだ、長さが最高64バイトの文字列。
返値
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。
注意
注意: Oracle のバージョンこの関数が使えるのは、PHP をバージョン 10g 以降のOracle データベースライブラリとリンクさせた場合だけです。ヒント
パフォーマンス
古いバージョンの OCI8 や Oracle データベースでは、クライアントの情報を Oracle のDBMS_APPLICATION_INFO パッケージで設定することができました。それよりも oci_set_client_info() を使うほうが効率的です。 警告データベースとのやりとりに関するメモ
OCI8 関数の中には、データベースとのやりとりを伴わないものもあります。たとえば、結果のキャッシングが有効になっている場合、クエリを実行してもデータベースとのやりとりを行わない可能性があります。サンプル
例1 クライアント情報を設定する
$c = oci_connect('hr', 'welcome', 'localhost/XE');
// クライアント情報を登録する
oci_set_client_info($c, 'My Application Version 2');
// クエリを実行することで、ラウンドトリップを起こすコードの例:
$s = oci_parse($c, 'select * from dual');
oci_execute($s);
oci_fetch_all($s, $res);
sleep(30);
// スクリプトを実行中、管理者はクライアント情報を見ることができる
sqlplus system/welcome
SQL> select client_info from v$session;
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
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