関数・クラス解説
imagefilledarc
version:PHP 4 >= 4.0.6, PHP 5, PHP 7 (公式)楕円弧を描画し、塗りつぶす
公式リファレンス
書式
imagefilledarc ( resource $image , int $cx , int $cy , int $width , int $height , int $start , int $end , int $color , int $style ) : bool
説明
指定した image の指定した座標を中心とする、 楕円弧を描画します。
パラメータ
- image
- imagecreatetruecolor()のような画像作成関数が返す画像リソース。
- cx
- 中心の x 座標。
- cy
- 中心の y 座標。
- width
- 弧の幅。
- height
- 弧の高さ。
- start
- 弧の開始角度。
- end
- 弧の終了角度。 0° は三時の方向で、そこから時計回りに数えます。
- color
- imagecolorallocate() で作成された色識別子。
- style
- 次の選択肢のビット和。
- IMG_ARC_PIE
- IMG_ARC_CHORD
- IMG_ARC_NOFILL
- IMG_ARC_EDGED
IMG_ARC_PIE および IMG_ARC_CHORD は相反します。 IMG_ARC_CHORD は、 開始角と終了角を直線で結ぶだけですが、IMG_ARC_PIE は、角を丸めます。IMG_ARC_NOFILL は、弧と弦が縁どられ塗りつぶされないことを指定します。 IMG_ARC_EDGED は、 IMG_ARC_NOFILL と共に指定することにより、 開始角と終端角は中心と結ばれます。これは、(塗りつぶすよりも) 「パイの切れ端」を縁どる良い方法です。
返値
成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。
サンプル
例1 3D 風のパイを作成する
// 画像を作成します
$image = imagecreatetruecolor(100, 100);
// 色を割り当てます
$white = imagecolorallocate($image, 0xFF, 0xFF, 0xFF);
$gray = imagecolorallocate($image, 0xC0, 0xC0, 0xC0);
$darkgray = imagecolorallocate($image, 0x90, 0x90, 0x90);
$navy = imagecolorallocate($image, 0x00, 0x00, 0x80);
$darknavy = imagecolorallocate($image, 0x00, 0x00, 0x50);
$red = imagecolorallocate($image, 0xFF, 0x00, 0x00);
$darkred = imagecolorallocate($image, 0x90, 0x00, 0x00);
// 3D 効果を作成します
for ($i = 60; $i > 50; $i--) {
imagefilledarc($image, 50, $i, 100, 50, 0, 45, $darknavy, IMG_ARC_PIE);
imagefilledarc($image, 50, $i, 100, 50, 45, 75 , $darkgray, IMG_ARC_PIE);
imagefilledarc($image, 50, $i, 100, 50, 75, 360 , $darkred, IMG_ARC_PIE);
}
imagefilledarc($image, 50, 50, 100, 50, 0, 45, $navy, IMG_ARC_PIE);
imagefilledarc($image, 50, 50, 100, 50, 45, 75 , $gray, IMG_ARC_PIE);
imagefilledarc($image, 50, 50, 100, 50, 75, 360 , $red, IMG_ARC_PIE);
// 画像を出力します
header('Content-type: image/png');
imagepng($image);
imagedestroy($image);
上の例の出力は、たとえば以下のようになります。
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
カテゴリー一覧
PHP の振る舞いの変更
音声フォーマットの操作
認証サービス
コマンドライン関連
圧縮およびアーカイブ
暗号
データベース関連
日付および時刻関連
ファイルシステム
自然言語および文字エンコーディング
画像処理および作成
メール関連
数学
テキスト以外の MIME 型
プロセス制御
その他の基本モジュール
その他のサービス
検索エンジン用の拡張モジュール
サーバー固有のモジュール
セッション関連
テキスト処理
変数・データ型関連
ウェブサービス
Windows 用のモジュール
XML 操作
GUI用の拡張モジュール