関数・クラス解説
pcntl_wait
version:PHP 5, PHP 7 (公式)待つかフォークした子プロセスのステータスを返す
公式リファレンス
書式
pcntl_wait ( int &$status [, int $options = 0 [, array &$rusage ]] ) : int
説明
この関数は、子プロセスが終了する・ カレントのプロセスを終了させるシグナルが送信される・シグナル処理関数を コールするシグナルが送信される のいずれかが発生するまでカレントのプロセスの実行を中断します。 子プロセスが、 コール時に 既に終了している場合("ゾンビ"プロセスと呼ばれます)、この関数は 直ちに処理を返します。子プロセスにより使用される全てのシステム リソースは、解放されます。waitpid のシステムでの動作に関する詳細は、 システムの wait(2) についての man ページを参照ください。
注意:
この関数は、pid に -1 を指定し、options を何も設定せずに pcntl_waitpid() をコールするのと等価です。
パラメータ
- status
- pcntl_wait() は、パラメータ status の中にステータス情報を保存します。 このステータスは、次の関数を用いて評価可能です。 pcntl_wifexited()、 pcntl_wifstopped()、 pcntl_wifsignaled()、 pcntl_wexitstatus()、 pcntl_wtermsig() および pcntl_wstopsig() 。
- options
- システム上で wait3 が使用可能な場合 (ほとんどの BSD 系システムが 該当します)、オプションのパラメータ options を使用可能です。このパラメータが指定されない場合、wait はシステムコールに 対して使用されます。wait3 が使用できない場合、options に値を設定しても何の影響も及ぼしません。 options の値は、次の 2 つのグローバル定数の ゼロまたはそれ以上の論理和です。
options のとりうる値 WNOHANG 子プロセスが終了していない場合に直ちに処理を返します。 WUNTRACED 停止した子プロセスの場合に処理を返します。 そして、ステータスは報告されません。
返値
pcntl_wait() は、終了した子プロセスの プロセス ID を返します。エラーの場合は -1、(wait3 が使用可能なシステムで) WNOHANG が使用され、子プロセスが利用できない場合に 0 を返します。
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
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