関数・クラス解説
shmop_open
version:PHP 4 >= 4.0.4, PHP 5, PHP 7 (公式)共有メモリブロックを作成またはオープンする
公式リファレンス
書式
shmop_open ( int $key , string $flags , int $mode , int $size ) : resource
説明
shmop_open() は共有メモリブロックを作成または オープンします。
パラメータ
- key
- 共有メモリブロックのシステム ID であり、10 進数または 16 進数で指定することが可能です。
- flags
- フラグに設定できる内容は、次のとおりです。
- "a" アクセス用(shmat に SHM_RDONLY を設定する) 既存の共有メモリセグメントを読み込み専用でオープンする必要がある場合に このフラグを使用してください。
- "c" 作成用(IPC_CREATE を設定する) 新規に共有メモリセグメントが必要な場合にこのフラグを使用してください。 もし同じキーのセグメントがすでに存在する場合、それを読み書きモードで オープンしようと試みます。
- "w" 読み込み & 書き込みアクセス用 共有メモリセグメントの読み込みや書き込みの必要がある場合にこのフラグを 使用してください。たいていの場合はこのフラグを使用します。
- "n" 新規メモリセグメントの作成用(IPC_CREATE|IPC_EXCL を設定する) 新規に共有メモリセグメントが必要で、もし同じフラグのセグメントが 存在するときには失敗させたい場合にこのフラグを使用してください。 セキュリティを確保するために、このフラグは有用です。これを使用する ことで、条件の競合による問題を避けることが可能です。
- mode
- 共有メモリセグメントに設定したい 許可属性で、ファイルに関する許可属性と同様なものです。許可属性は、 例えば 0644 のような 8 進数形式で渡す必要があります。
- size
- 作成したい共有メモリブロックの大きさをバイト数で指定します。
注意: 注意: 既存のメモリセグメントをオープンする場合には、3 番目および 4 番目の引数には 0 を指定する必要があります。成功時に
返値
成功した場合は、shmop_open() は 作成した共有メモリセグメントにアクセスするために使用するリソースを返します。 失敗した場合に FALSE を返します。
更新履歴
バージョン | 説明 |
---|---|
7.0.0 | shmop_open() 関数の戻り値の型が、 int から resource に変わりました。 |
サンプル
例1 共有メモリブロックを新規に作成する
$shm_key = ftok(__FILE__, 't');
$shm_id = shmop_open($shm_key, "c", 0644, 100);
この例は、ftok() が返すシステム ID の共有メモリブロックをオープンします。
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
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