関数・クラス解説
ignore_user_abort
version:PHP 4, PHP 5, PHP 7 (公式)クライアントの接続が切断された際にスクリプトの実行を終了するかどうかを設定する
公式リファレンス
書式
ignore_user_abort ([ bool $value ] ) : int
説明
クライアントの接続が切断された際にスクリプトの実行を終了するかどうかを設定します。
PHP をコマンドラインスクリプトとして実行していて スクリプトを終了させずに tty が消えた場合は、 次に何かを書こうとしたときにスクリプトが終了します。これは value が TRUE に設定されていても同じです。
パラメータ
- value
- 指定すると、この関数は ini 項目 ignore_user_abort に value の値を設定します。 省略した場合、この関数は前の設定をそのまま返し、何も変更しません。
返値
以前の設定を表す integer 値を返します。
注意
PHP は、クライアントに情報を送信しない限り ユーザーが接続を切断したかどうかを検出できません。 単に echo 文を使っただけでは、情報が送信されたかどうかを保証できません。 flush() を参照ください。
サンプル
例1 ignore_user_abort() の例
// ユーザーによる中断を無視し、
// スクリプトを永遠に実行させます
ignore_user_abort(true);
set_time_limit(0);
echo 'PHP における接続ハンドリングのテスト';
// 無意味なループを繰り返します。
// きっと誰かが他のページに移動したり
// "中止" ボタンを押したりしてくれるでしょう
while(1)
{
// 接続失敗?
if(connection_status() != CONNECTION_NORMAL)
{
break;
}
// 10 秒間お休み
sleep(10);
}
// ここに到達したということは、while ループ内で
// 'break' が実行されたのでしょう
// ここで、ログを記録したりなどの必要な処理を行います
// これは、ブラウザに依存せずに行えます
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
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