関数・クラス解説
Phar::extractTo
version:PHP 5 >= 5.3.0, PHP 7, PECL phar (公式)phar アーカイブの内容をディレクトリに展開する
公式リファレンス
書式
public Phar::extractTo ( string $pathto [, string|array|null $files = NULL [, bool $overwrite = FALSE ]] ) : bool
説明
phar アーカイブ内のすべてのファイルをディスクに展開します。 展開されたファイルやディレクトリは、アーカイブに保存されたときのパーミッションを維持しています。 オプションのパラメータを使用すると、どのファイルを展開するかを制御したり 既存のファイルを上書きするかどうかを指定したりすることができます。 2 番目のパラメータ files には、 展開したいファイルやディレクトリの名前、あるいはその配列を指定します。 デフォルトでは、このメソッドは既存のファイルを上書きしません。 3 番目のパラメータを true にすると既存のファイルを上書きさせることができます。 このメソッドは ZipArchive::extractTo() と同じようなものです。
パラメータ
- pathto
- 指定した files の展開先のパス。
- files
- 展開したいファイル名/ディレクトリ名、あるいはその配列。 この引数をスキップするには NULL を指定します。
- overwrite
- TRUE にすると既存のファイルを上書きします。
返値
成功した場合に TRUE を返します。 しかし、例外がスローされているかどうかを確認したうえで 例外がなければ成功とみなすほうがいいでしょう。
エラー
変更内容をディスクに書き込む際にエラーが発生した場合は PharException をスローします。
サンプル
例1 Phar::extractTo() の例
try {
$phar = new Phar('myphar.phar');
$phar->extractTo('/full/path'); // すべてのファイルを展開します
$phar->extractTo('/another/path', 'file.txt'); // file.txt のみを展開します
$phar->extractTo('/this/path',
array('file1.txt', 'file2.txt')); // 2 つのファイルだけを展開します
$phar->extractTo('/third/path', null, true); // すべてのファイルを展開し、上書きします
} catch (Exception $e) {
// エラー処理
}
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
カテゴリー一覧
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