関数・クラス解説

ldap_set_option

version:PHP 4 >= 4.0.4, PHP 5, PHP 7 (公式)

指定したオプションの値を設定する

公式リファレンス

書式

ldap_set_option ( resource $link_identifier , int $option , mixed $newval ) : bool

説明

指定したオプションの値を newval に設定します。

パラメータ

link_identifier
ldap_connect() が返す LDAP リンク ID。
option
パラメータ option は以下のいずれかとなります。
オプション ~以降で使用可能
LDAP_OPT_DEREF integer  
LDAP_OPT_SIZELIMIT integer  
LDAP_OPT_TIMELIMIT integer  
LDAP_OPT_NETWORK_TIMEOUT integer PHP 5.3.0
LDAP_OPT_PROTOCOL_VERSION integer  
LDAP_OPT_ERROR_NUMBER integer  
LDAP_OPT_REFERRALS bool  
LDAP_OPT_RESTART bool  
LDAP_OPT_HOST_NAME string  
LDAP_OPT_ERROR_STRING string  
LDAP_OPT_DIAGNOSTIC_MESSAGE string  
LDAP_OPT_MATCHED_DN string  
LDAP_OPT_SERVER_CONTROLS array  
LDAP_OPT_CLIENT_CONTROLS array  
LDAP_OPT_X_KEEPALIVE_IDLE int PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_KEEPALIVE_PROBES int PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_KEEPALIVE_INTERVAL int PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_CACERTDIR string PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_CACERTFILE string PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_CERTFILE string PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_CIPHER_SUITE string PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_CRLCHECK integer PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_CRLFILE string PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_DHFILE string PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_KEYFILE string PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_PROTOCOL_MIN integer PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_RANDOM_FILE string PHP 7.1.0
LDAP_OPT_X_TLS_REQUIRE_CERT integer PHP 7.0.5
LDAP_OPT_SERVER_CONTROLS および LDAP_OPT_CLIENT_CONTROLS はコントロールのリストを必要とします。 これは、値がコントロールの配列である必要があることです。 コントロールは、そのコントロールの ID である oid、オプションの value、オプションのフラグ criticality からなります。PHP において、 コントロールはキーが oid で値が文字列、 二つのオプションの要素からなる配列で指定されます。オプションの要素は、 キーが value で値が文字列、そしてキーが iscritical で値が論理値となります。 iscritical を省略した場合のデフォルトは FALSE です。詳細は » draft-ietf-ldapext-ldap-c-api-xx.txt を参照ください。また以下の二番目の例も参照ください。
newval
指定したオプション option の新しい値。

返値

成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。

注意

注意: この関数は、OpenLDAP 2.x.x または Netscape Directory SDK x.x を使用している場合のみ利用可能です。

サンプル

例1 プロトコルバージョンの設定

// $ds はディレクトリサーバーへの有効なリンクIDです if (ldap_set_option($ds, LDAP_OPT_PROTOCOL_VERSION, 3)) {     echo "LDAPv3 を使用します"; } else {     echo "プロトコルバージョンを 3 に設定できませんでした"; }

例2 サーバーコントロールの設定

// $ds は値を持たないディレクトリサーバーコントロールへの有効なリンクID // です。 $ctrl1 = array("oid" => "1.2.752.58.10.1", "iscritical" => true); // iscritical のデフォルトは、FALSE です。 $ctrl2 = array("oid" => "1.2.752.58.1.10", "value" => "magic"); // 両方のコントロールを試します if (!ldap_set_option($ds, LDAP_OPT_SERVER_CONTROLS, array($ctrl1, $ctrl2))) {     echo "サーバーコントロールの設定に失敗しました。"; }

参考

  • ldap_get_option() - 指定したオプションの現在の値を得る
  • ワード検索


    ※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索

    関数名アルファベット別

    A B C D E F G H I J
    K L M N O P Q R S T
    U V W X Y Z _

    最終更新一覧

    stristr
     大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却

    stripslashes
     バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く

    stripos
     大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する

    stripcslashes
     addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする

    strip_tags
     文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却

    strcspn
     指定した文字が最初に現れる位置を調べる

    strcoll
     ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する

    strcmp
     2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する

    strchr
     strstr() のエイリアス

    strcasecmp
     2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)

    カテゴリー一覧

    PHP の振る舞いの変更
    音声フォーマットの操作
    認証サービス
    コマンドライン関連
    圧縮およびアーカイブ
    暗号
    データベース関連
    日付および時刻関連
    ファイルシステム
    自然言語および文字エンコーディング
    画像処理および作成
    メール関連
    数学
    テキスト以外の MIME 型
    プロセス制御
    その他の基本モジュール
    その他のサービス
    検索エンジン用の拡張モジュール
    サーバー固有のモジュール
    セッション関連
    テキスト処理
    変数・データ型関連
    ウェブサービス
    Windows 用のモジュール
    XML 操作
    GUI用の拡張モジュール