関数・クラス解説
array_diff
version:PHP 4 >= 4.0.1, PHP 5, PHP 7 (公式)配列の差を計算する
公式リファレンス
書式
array_diff ( array $array , array ...$arrays ) : array
説明
array を他の配列と比較し、 array の要素の中で他の配列には存在しないものだけを返します。
パラメータ
- array
- 比較元の配列。
- arrays
- 比較対象の配列。
返値
array のエントリのうち、他のどの配列にも含まれない要素のみを含む配列を返します。 array の配列のキーは維持されます。
注意
注意: この関数は n 次元配列の一つの次元しかチェックしません。 もちろん、array_diff($array1[0], $array2[0]); のようにすることでより深い次元でのチェックもできます。
サンプル
例1 array_diff() の例
$array1 = array("a" => "green", "red", "blue", "red");
$array2 = array("b" => "green", "yellow", "red");
$result = array_diff($array1, $array2);
print_r($result);
$array1 に複数存在する場合でも全て同様に処理されます。 この出力は次の通りです。
Array
(
[1] => blue
)
例2 型が一致しない場合の array_diff() の例
(string) $elem1 === (string) $elem2 の場合のみ、 つまり、文字列表現 が同等な場合のみ、 2つの要素は等しいとみなされます。
// 以下の例は、配列が文字列にキャストできないので警告が発生します
$source = [1, 2, 3, 4];
$filter = [3, 4, [5], 6];
$result = array_diff($source, $filter);
// 一方で、以下の例は問題ありません。なぜなら、オブジェクトは文字列にキャストできるからです。
class S {
private $v;
public function __construct(string $v) {
$this->v = $v;
}
public function __toString() {
return $this->v;
}
}
$source = [new S('a'), new S('b'), new S('c')];
$filter = [new S('b'), new S('c'), new S('d')];
$result = array_diff($source, $filter);
// $result には、S('a') のインスタンスが一つ含まれます。
別の比較関数を使いたい場合は、array_udiff() を参照して下さい。
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く
●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
strstr() のエイリアス
●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
カテゴリー一覧
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