関数・クラス解説
array_filter
version:PHP 4 >= 4.0.6, PHP 5, PHP 7 (公式)コールバック関数を使用して、配列の要素をフィルタリングする
公式リファレンス
書式
array_filter ( array $array [, callable $callback [, int $flag = 0 ]] ) : array
説明
callback 関数によりフィルタ処理が行われた array の全ての要素を含む配列を返します。 callback 関数が TRUE を返した場合、 array の現在の値が結果の配列に入ります。
配列のキーは保存されます。 array にインデックスが振られていた場合、結果が異なる場合があります。 結果の array のインデックスは、 array_values() 関数を使って振り直されます。
パラメータ
- array
- 処理する配列。
- callback
- 使用するコールバック関数。 コールバック関数が与えられなかった場合、 array のエントリの中で空のものはすべて削除されます。 この場合の「空」の定義については、empty() 関数を参照して下さい。
- flag
- 引数として、何を callback に送るのかを決めるフラグ。
- ARRAY_FILTER_USE_KEY - 値ではなく、キーだけを callback の引数として渡す
- ARRAY_FILTER_USE_BOTH - 値だけではなく、値とキーの両方を callback の引数として渡す
返値
フィルタリングされた結果の配列を返します。
注意
警告 配列の内容がコールバック関数内で変更された場合 (たとえば要素が追加されたり削除されたりなど) のこの関数の挙動は未定義です。
更新履歴
バージョン | 説明 |
---|---|
5.6.0 | オプションのパラメータ flag と、定数 ARRAY_FILTER_USE_KEY および ARRAY_FILTER_USE_BOTH が追加されました。 |
サンプル
例1 array_filter() の例
function odd($var)
{
// 渡された整数が奇数かどうかを返します
return $var & 1;
}
function even($var)
{
// 渡された整数が偶数かどうかを返します
return !($var & 1);
}
$array1 = ['a' => 1, 'b' => 2, 'c' => 3, 'd' => 4, 'e' => 5];
$array2 = [6, 7, 8, 9, 10, 11, 12];
echo "Odd :\n";
print_r(array_filter($array1, "odd"));
echo "Even:\n";
print_r(array_filter($array2, "even"));
上の例の出力は以下となります。
Odd :
Array
(
[a] => 1
[c] => 3
[e] => 5
)
Even:
Array
(
[0] => 6
[2] => 8
[4] => 10
[6] => 12
)
例2 callback がない array_filter()
$entry = [
0 => 'foo',
1 => false,
2 => -1,
3 => null,
4 => '',
5 => '0',
6 => 0,
];
print_r(array_filter($entry));
上の例の出力は以下となります。
Array
(
[0] => foo
[2] => -1
)
例3 array_filter() で flag を使う例
$arr = ['a' => 1, 'b' => 2, 'c' => 3, 'd' => 4];
var_dump(array_filter($arr, function($k) {
return $k == 'b';
}, ARRAY_FILTER_USE_KEY));
var_dump(array_filter($arr, function($v, $k) {
return $k == 'b' || $v == 4;
}, ARRAY_FILTER_USE_BOTH));
上の例の出力は以下となります。
array(1) {
["b"]=>
int(2)
}
array(2) {
["b"]=>
int(2)
["d"]=>
int(4)
}
参考
ワード検索
※入力キーワードが、関数名・説明文・タグに含まれるものを検索関数名アルファベット別
最終更新一覧
●stristr
大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降(あるいは以前)の文字列を返却
●stripslashes
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●stripos
大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する
●stripcslashes
addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする
●strip_tags
文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却
●strcspn
指定した文字が最初に現れる位置を調べる
●strcoll
ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strcmp
2つの文字列を比較し同じか(あるいは大小)を判定する
●strchr
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●strcasecmp
2つの文字列を比較(大文字小文字を区別せず同じとみなす)
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