関数・クラス解説

natcasesort

大文字小文字を区別しない"自然順"アルゴリズムを用いて配列をソートする

公式リファレンス

書式

natcasesort ( array &$array ) : bool

説明

natcasesort() は、大文字小文字を区別しないバージョンの natsort() です。

この関数は、人間が行うような手法でアルファベットまたは数字の文字列の順番を キー/値の関係を保持したままソートします。 これは、"自然順(natural ordering)"と呼ばれているものです。

注意:

比較結果が等しくなる二つの要素があった場合、ソートした配列におけるそれらの並び順は不定となります。

パラメータ

array

入力の配列。

返値

成功した場合に TRUE を、失敗した場合に FALSE を返します。

サンプル

例1 natcasesort() の例
 

$array1 = $array2 = array('IMG0.png', 'img12.png', 'img10.png', 'img2.png', 'img1.png', 'IMG3.png');

sort($array1);
echo "Standard sorting\n";
print_r($array1);

natcasesort($array2);
echo "\nNatural order sorting (case-insensitive)\n";
print_r($array2);

 
上の例の出力は以下となります。
 
Standard sorting
Array
(
    [0] => IMG0.png
    [1] => IMG3.png
    [2] => img1.png
    [3] => img10.png
    [4] => img12.png
    [5] => img2.png
)

Natural order sorting (case-insensitive)
Array
(
    [0] => IMG0.png
    [4] => img1.png
    [3] => img2.png
    [5] => IMG3.png
    [2] => img10.png
    [1] => img12.png
)
 
 より詳細な情報については、Martin Poolの» Natural Order String Comparison ページを参照ください。 

参考

ワード検索

関数名アルファベット別

最終更新一覧

●stristr
　大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降（あるいは以前）の文字列を返却

●stripslashes
　バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く

●stripos
　大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する

●stripcslashes
　addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする

●strip_tags
　文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却

●strcspn
　指定した文字が最初に現れる位置を調べる

●strcoll
　ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか（あるいは大小）を判定する

●strcmp
　2つの文字列を比較し同じか（あるいは大小）を判定する

●strchr
　strstr() のエイリアス

●strcasecmp
　2つの文字列を比較（大文字小文字を区別せず同じとみなす）

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