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関数・クラス解説

md5

version:PHP 4, PHP 5, PHP 7 (公式)

指定した文字列のMD5ハッシュ値を計算する

フォーマット

string : md5 ( string $str [, bool $raw_output = FALSE ] )

パラメータ

string $str （必須）
対象の文字列

bool $raw_output = FALSE
返り値の形式を指定。デフォルトのFALSE指定時はハッシュは、32文字の16進数が返る。
TRUE を指定時は生のバイナリフォーマットが、16文字のダイジェストで返る

返値 string
上記 $raw_output の指定によって返り値の形式が変わります。
成功時はMD5のハッシュ文字列、失敗時はFALSE を返却

解説

指定されたファイルを、MD5形式のアルゴリズムで計算し返却します。ハッシュは、32文字の16進数となります。raw_output にTRUEを指定した場合は生のバイナリフォーマットが、16文字のダイジェストで返ります
似たような関数にファイルのMD5ハッシュを取得できるmd5_file()が利用できます。

記述サンプル

//PHP 7.4.6で実行

//文字列を指定
$str = 'abcdefgABCDEFG';

//実行
echo md5($str);

//結果
a723cefd8f2a2e312413ac5f4d2c3cd2

/* ----------------------------- */

//文字列を指定
$str = 'abcdefgABCDEFG';

//第2引数に TRUE を設定して実行
echo md5($str, true);

//結果 生のバイナリデータが返る
�#���*.1$�_M,<�

参考リンク

・hash　ハッシュ値 (メッセージダイジェスト) を生成する
・password_hash　パスワードハッシュを作る
・crc32　指定した文字列の32ビット長CRCチェックサムを生成する
・crypt　指定された文字列のハッシュ値を返します
・md5_file　ファイルのMD5ハッシュ値を計算する
・sha1_file　指定されたファイルの sha1 ハッシュ値を返す
・sha1　文字列のsha1 ハッシュ値を返す

公式リファレンス

書式

md5 ( string $str [, bool $raw_output = FALSE ] ) : string

説明

» RSA Data Security, Inc. の MD5メッセージダイジェストアルゴリズムを用いて str の MD5 ハッシュ値を計算し、そのハッシュを返します。

パラメータ

str: 文字列。
raw_output: オプションのraw_output に TRUE が指定された場合、 md5 ダイジェストが 16 バイト長のバイナリ形式で返されます。

返値

32 文字の 16 進数からなるハッシュを返します。

注意

警告パスワードを守るためにこの関数を使うことはおすすめしません。ハッシュアルゴリズムの高速性がその理由です。詳細とベストプラクティスについては、パスワードハッシュ FAQを参照ください。

サンプル

例1 md5() の例 

$str = 'apple';

if (md5($str) === '1f3870be274f6c49b3e31a0c6728957f') {
    echo "Would you like a green or red apple?";
}

参考

md5_file() - 指定したファイルのMD5ハッシュ値を計算する

sha1_file() - ファイルの sha1 ハッシュを計算する

crc32() - 文字列の crc32 多項式計算を行う

sha1() - 文字列の sha1 ハッシュを計算する

hash() - ハッシュ値 (メッセージダイジェスト) を生成する

crypt() - 文字列の一方向のハッシュ化を行う

password_hash() - パスワードハッシュを作る

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最終更新一覧

●stristr
　大文字小文字を区別せず文字列を検索し、ヒット箇所以降（あるいは以前）の文字列を返却

●stripslashes
　バックスラッシュでエスケープされた文字列から、バックスラッシュを取り除く

●stripos
　大文字小文字を区別せずに文字列が最初に現れる位置を取得する

●stripcslashes
　addcslashes() でクォートされた文字列をアンクォートする

●strip_tags
　文字列から HTML と PHP のタグを除去して返却

●strcspn
　指定した文字が最初に現れる位置を調べる

●strcoll
　ロケールに基づいて2つの文字列を比較し同じか（あるいは大小）を判定する

●strcmp
　2つの文字列を比較し同じか（あるいは大小）を判定する

●strchr
　strstr() のエイリアス

●strcasecmp
　2つの文字列を比較（大文字小文字を区別せず同じとみなす）

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