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関数・クラス解説

ord

version:PHP 4, PHP 5, PHP 7 (公式)

文字列の先頭バイトを、0～255 までの値に変換

フォーマット

int : ord ( string $string )

パラメータ

string $string
文字列

返値 int
0～255の範囲の整数

解説

string の先頭バイトのバイナリ値を、0～255 までの符号なしの整数値へ変換します。string がシングルバイトエンコーディングだった場合、変換した値はASCIIコードとみなすことができます。この関数はchr()と逆の動作をします。そちらも参照してください。

記述サンプル

//PHP 7.4.6で実行
//改行を指定
$str = "\n";

//実行
echo ord($str);

//結果（ASCII値と同義）
10

//文字を指定
$str = "z";

//実行
echo ord($str);

//結果（ASCII値と同義）
122



//例2 UTF-8 の文字列をバイト単位で調べる（公式より）
declare(encoding='UTF-8');
$str = "????";
for ( $pos=0; $pos < strlen($str); $pos ++ ) {
 $byte = substr($str, $pos);
 echo 'Byte ' . $pos . ' of $str has value ' . ord($byte) . PHP_EOL;
}
 Byte 0 of $str has value 240
 Byte 1 of $str has value 159
 Byte 2 of $str has value 144
 Byte 3 of $str has value 152

参考リンク

・chr　指定した数値を文字に変換する

公式リファレンス

書式

ord ( string $string ) : int

説明

string の先頭バイトのバイナリ値を、 0 から 255 までの符号なしの整数値として解釈します。

string が ASCII, ISO-8859, Windows 1252 のようなシングルバイトエンコーディングだった場合、これは文字セットのマッピングテーブルにある文字の位置を返すことと同義です。しかし、この関数は string のエンコーディングについて知りませんし、特に UTF-8 や UTF-16 のようなマルチバイトエンコーディングについては、この関数からは Unicode のコードポイントは絶対にわからないことに注意してください。

この関数は chr() と逆の動作をします。

パラメータ

string: 文字列。

返値

0 から 255 までの整数値を返します。

サンプル

例1 ord() の例 

$str = "\n";
if (ord($str) == 10) {
    echo "\$str の先頭は改行文字です。\n";
}

 例2 UTF-8 の文字列をバイト単位で調べる 

declare(encoding='UTF-8');
$str = "????";
for ( $pos=0; $pos < strlen($str); $pos ++ ) {
 $byte = substr($str, $pos);
 echo 'Byte ' . $pos . ' of $str has value ' . ord($byte) . PHP_EOL;
}

 上の例の出力は以下となります。
 Byte 0 of $str has value 240Byte 1 of $str has value 159Byte 2 of $str has value 144Byte 3 of $str has value 152